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大人になって歯が抜けたときの応急処置と治療方法
歯周病などによって、大人になってから歯が抜けてしまうことはあるでしょう。
歯周病が進行して抜けた歯は戻すことができませんが、外傷によって抜けた歯は戻せる可能性があります。
突然歯が抜けてしまった際には慌てず応急処置を施し、専門家の指導のもとで治療を進めていくことが大切です。ここでは、歯が抜けた場合のリスクや対処法について紹介します。
歯が抜けたままにしておくとこんなリスクが!
前提として、大人の歯を失ってしまった際には、決して放置しないことが大切です。歯を失ったあとに適切なケアを施さなければ、その影響は口内にとどまらず、全身の健康問題へと広がる恐れがあります。■顎の痛み、肩こり、頭痛が起きる
歯を失うと、顎の痛みや激しい肩こり、頭痛といった健康上の問題が多く起こります。これは歯が失われたことにより、歯の噛み合わせが悪くなって起きる症状です。欠けていない歯だけで食べ物を咀しゃくすると、顎の筋肉にかかる負荷にも偏りが生じます。その結果として、酷使された部分の痛みや上半身・頭部周辺の疲労感などにつながってしまいます。
■認知症が起こりやすくなる
歯の健康は脳の健康と密接に関係しており、ものを噛むことによって脳は刺激されています。そのため、歯を失うとものを噛む回数が減り、脳への刺激も減ってしまうのです。結果として記憶力や学習能力などが低下し、認知症を引き起こすリスクが高まります。■見た目の老化が早まる
歯を失うことで、見た目の老化が早まることも考えられます。これは、歯を失うと噛む力が弱まり、顔の筋肉が衰えてしまうことが関係しています。顔の筋肉が衰えるとしわやたるみが増えるほか、頬も下がってしまうため、見た目に大きく影響するでしょう。歯が抜けてしまったときの応急処置はどうすれば良い?
交通事故などの外傷によって歯が抜けた場合は戻せる可能性があります。歯を戻すには適切な処置を施す必要がありますので、突然歯が抜けてしまった場合でも対処できるよう、応急処置について知っておきましょう。■止血する
歯が外傷によって抜けた場合には、抜けたところから出血しているはずです。その場合には清潔なガーゼを口の中に入れ、それを噛むようにして出血している箇所に当てましょう。出血は数分程度で止まります。もし、ガーゼがすぐに用意できない状況であれば、ティッシュペーパーなどで代用することも可能です。
■歯を保存する
ここで忘れてはならないのが、抜けてしまった歯に対するケアです。抜けた歯が床や地面に落ちてしまっていた場合は、まずは水道水などで洗って汚れを落とすようにしましょう。ただし、洗う際は歯根膜の部分に極力触らず、歯を傷つけないように軽く汚れを流す程度にとどめることが大切です。そのあとは、生理食塩水や冷たい牛乳などに浸して保存し、早めにかかりつけの歯科医院に行きましょう。対応が早ければ歯が戻る可能性があります。
抜けてしまった歯は乾燥に弱いため、もしこれらの対応ができずに乾燥した環境下で放置した場合には、30分程度で歯を戻すことができなくなります。たとえ、生理食塩水や牛乳をすぐに準備できない状況であっても、湿った布などで包むなどして乾燥から守るようにしましょう。
また、歯を浸す牛乳は、ロングライフミルクや低脂肪乳などでは代用できない点にも注意が必要です。
歯が抜けてしまったときの治療方法
歯が抜けた際、歯科医院に通院すると、以下のような治療方法を提案されるのが通常の流れとなります。どの治療法を選ぶとよいのか、それぞれのメリットとデメリットを含めて検討しましょう。
ただし、入れ歯には硬いものを噛みにくい点や、手入れに時間がかかったり、ツメをひっかけている歯に負担が大きくなり、ダメになりやすいデメリットもあります。
しかし、両隣の歯が丈夫でなければ行なえない点や、ブリッジを入れるために健康な歯まで削る必要がある点、両隣の歯に大きな負荷がかかり痛みやすい点はデメリットといえます。
インプラントは見た目が美しいことや、周囲の健康な歯に負担がかからないことなどがメリットです。一方、デメリットとして治療に手術が必要なことや治療が完了するまでに長い年月がかかることなどが挙げられます。
また、歯周病などにかからないようアフターケアを継続していかなければならないため、長期的に信頼関係を作れる歯科医師を見つけることが必要になります。
なお、インプラントのメリット・デメリットについては、以下の記事でも解説しているため、こちらも併せてご覧ください。
関連記事:インプラントのメリット・デメリットをきちんと理解しよう!
■入れ歯
歯が抜けた際の治療法として代表的なものは入れ歯でしょう。入れ歯は手術が不要であり、比較的短期間で治療が終わることから、よく用いられる治療法です。ただし、入れ歯には硬いものを噛みにくい点や、手入れに時間がかかったり、ツメをひっかけている歯に負担が大きくなり、ダメになりやすいデメリットもあります。
■ブリッジ
ブリッジと呼ばれる治療法もあります。これは両隣の歯を支えとして、抜けた歯の代用物をかぶせるものです。ブリッジのメリットは、もともとある歯を生かせるため治療が短期間で済むこと、自分の歯と同じように違和感なく使えることにあります。しかし、両隣の歯が丈夫でなければ行なえない点や、ブリッジを入れるために健康な歯まで削る必要がある点、両隣の歯に大きな負荷がかかり痛みやすい点はデメリットといえます。
■インプラント
インプラントは、上記のブリッジのデメリットを補うものとして、現在注目されている治療法です。インプラントの手術では、歯の土台となる歯根部を埋め込み、支台部がなじんでから歯冠部を装着する、というようにいくつかの手順を踏んで行ないます。インプラントは見た目が美しいことや、周囲の健康な歯に負担がかからないことなどがメリットです。一方、デメリットとして治療に手術が必要なことや治療が完了するまでに長い年月がかかることなどが挙げられます。
また、歯周病などにかからないようアフターケアを継続していかなければならないため、長期的に信頼関係を作れる歯科医師を見つけることが必要になります。
なお、インプラントのメリット・デメリットについては、以下の記事でも解説しているため、こちらも併せてご覧ください。
関連記事:インプラントのメリット・デメリットをきちんと理解しよう!
まとめ
もし外傷などで歯が抜けてしまった場合は決して放置せず、その場でできる応急処置をし、専門家による治療を受けるようにしましょう。
歯を抜けたままにしてしまうと、歯だけではなく脳にまで健康上の問題が生じる可能性があります。
アイデンタルクリニックでは、自分にあった治療法がわからない、まずは治療方法の相談をしたいといった方々に向けても、幅広くカウンセリングの機会を用意しております。
お困りの際には以下のカウンセリング予約フォームから、お気軽にご相談ください。
歯を抜けたままにしてしまうと、歯だけではなく脳にまで健康上の問題が生じる可能性があります。
アイデンタルクリニックでは、自分にあった治療法がわからない、まずは治療方法の相談をしたいといった方々に向けても、幅広くカウンセリングの機会を用意しております。
お困りの際には以下のカウンセリング予約フォームから、お気軽にご相談ください。
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